『電車アタック』(Denshattack!)のレビューです。

70点基準で加減点、「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンク。
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1.概要
スペイン発の電車アクションゲーム。
電車がスケボーのようにトリックするハイスピードスタイリッシュアクション、ディストピアな日本で描かれる破天荒な世界観とストーリー、ノリノリなBGMなどが特徴。レースゲームではない。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026/7/15 | |
| ハード | PC/PS5/XBOX SX/Switch2 | |
| 外部ストア | Green Man Gaming | 大抵はSteamより安い |
| メタスコア ユーザースコア | 88 8.5 | PS/PS5版 |
| オープンスコア | 87 | |
| Steamレビュー | 98%圧倒的に好評 | |
| Amaonレビュー | - | パッケージなし |
| ゲームカタログ | なし | |
| 平均クリア時間 | 13時間 | |
| クレジット(スタッフロール)人数 | 437人 |
2.購入価格やプレイ記録
発表直後に体験版をプレイして購入を考えていたところ、ゲームパスにあったのでそれでプレイした。
納得いかないステージは数回やり直しつつ、10時間ほどでクリア。クリア後にやり込みのために最初から少しプレイして12時間。ゲームパス期間は切れたもののそのうち購入予定。
似たゲームとしてスノーボードのトリックゲーム『SSX』シリーズや『Steep』は結構好き。
3.レビュー
新規性、良い点
●気持ちよさ全開のスタイリッシュアクション
ゲームとしては、敷かれたレール上を電車が自動で走り、ジャンプすると右スティックで色んなトリックを発動できるというもの。レールが複数並んでいたり分岐していることもあり、地上や空中で線路を変えることもできる。
これだけならスケボーやスノボのようなトリックでスコアを稼ぐゲームなのだが、本作では日本の各地方に入るたびに新たなアクションが解禁されていく。空中からの垂直落下、前輪後輪浮かせ、壁走り、モノレール走行、ドリフト、天地変化など10種類以上のアクションがあり、それぞれで適切なアクションをしないとミスになる。ミスした場合は少し手前からやり直し。
つまり、高速走行中に次々と現れるギミックに対して、複数の選択肢から正確な操作をするアクションゲームとなっていて、似たようなゲームは他に思いつかない。ミスなく決まり続けると疾走感も相まってめちゃくちゃ気持ちいい。トリックしてスコアを稼ぐのはやり込み要素で、クリアする分にはスタイリッシュアクションのみでOK。
電車という題材でここまで気持ちいいアクションゲームを作れることに驚いた。
●作り込まれた都道府県ステージ
世界崩壊後の日本が舞台となっており、沖縄を除く46都道府県がステージになっている。チュートリアルなども含むと1県につき2ステージあることもあり、50以上のステージがある。
基本的に高速走行に合わせてステージは広大で、背景を見る余裕はないのに作り込みが凄い。各ステージでは都道府県の名産品や観光地などが盛り込まれていて、ステージならではの地形を走行することもある。
2回目でも背景を観察したり、分岐ルートを開拓したりなど何度走っても飽きないようなステージ構成にもなっている。
収集要素もあり、九州や四国など各地方ごとのちょっとした文化や歴史がまとめられた図鑑も完成されていく。このゲームで初めて知ることも多く、スペインで作られたのが信じられないほど日本愛に溢れている。
ちなみにグラフィックはカラフルなアニメ調ながら『HiFi RUSH』のような統一感のある完成度で綺麗。

●ぶっとんだ世界観とボス戦
ゲーム性も唯一無二だが、世界観もぶっとんでいる。そもそもジャンプしまくる「電車アタック」が競技として日本全国に浸透しているのが意味不明(誉め言葉)。こういう部分は海外が作る日本だからこそかもしれない。
また各地方では、日本文化を反映したグループが牛耳っていて地方の最後にはボス戦がある。このボスも動く城や合体ロボなどぶっとんでいる。
巨大なボス戦に合わせて、空のレールを走ったりなど演出も豪快。そしてちゃんと難しく面白い。
ボスを倒すと仲間になって、日本を支配する巨大企業にみんなで挑むという王道展開も描かれる。特に最終ステージ周りの演出は熱くて必見。
合わないところ、悪い点
減点するほどではないが、1点だけ惜しい点がある。
●後半の薄いキャラと一部の酷いキャラデザ
前述した各グループには個性的なキャラが何人も出てくる。特に最初の九州では、鹿児島弁を喋るコギャルが出てきて驚いた。
しかし、方言があったのは最初だけで、後半からはキャラの影が薄くなっていく。実際今でも前半のキャラは覚えていても後半のキャラは顔が思い出せない。
また、ポリコレなのか不明だがキャラデザを崩し過ぎな人物もいたのが残念。個性があるのはいいが若干不快に感じるくらいのキャラデザだったので、もう少し工夫してほしかったところ。
4.個人スコア
90点/100(最大90点)
※点数は「Steamおすすめする70点」を基準にレビュー方針に沿って加減点した感覚的なもの。
本作の仲間はストーリー上の演出であって、ゲーム中に参加しないためー10点。仲間と並走して連携するような要素があればまだ面白くなりそうな予感はある。個人的な絶対基準なので仕方ないところ。
ゲームとしては、文句の付け所が本当にない。最初から最後までずっと面白かった。
インディーゲームとしてグラフィッククオリティも高く、作り込みも凄いため手放しでおすすめできる。
今年のGOTY候補。
-2026/10/11




有効化できたようでよかったです 必須ではないですがご報告あると非常に助かります