『Grand Theft Auto V』(GTA5、グランドセフトオート5)のレビューです。

70点基準で加減点、「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンク。
関連記事:ゲームのレビュー方針まとめ

1.概要

犯罪オープンワールド『GTA』シリーズのナンバリングタイトル。
10年以上経っても毎年2000万本売れ続けて累計2.3億本超えの化け物ゲーム。比類のない街の作り込みが特徴。

項目内容備考
発売日2013/9/17
ハードPC/PS/XBOX
外部ストアなし大抵はSteamより安い
メタスコア
ユーザースコア
97
8.5
PS4版
オープンスコア92
Steamレビュー83%非常に好評
Amaonレビュー★4.6PS5版
ゲームカタログ良作
平均クリア時間51.5時間
スタッフロール(クレジット)人数3770人
各スコアは執筆時点のもの

2.購入価格やプレイ記録

たしかPS2版の『GTA』のどれかをプレイしたことがあり未クリア。
PS3で『GTA5』が発売されたときから興味はあったものの、当時は忙しかったりPS4版が出るということで見送っていた。結局そのままプレイせずPCゲーマーとして復帰し、2020年にEpicで無料配布されたのを『GTA6』が出るということで重い腰をあげてプレイした。

メインクエストを主にプレイして約40時間でクリア。少しだけサブクエやアクティビティ、オンラインもプレイした。
類似のオープンワールドとして『ジャストコーズ4』はクリア、『ウォッチドッグス』『FarCry6』はプレイして未クリア。

3.レビュー

新規性、良い点

●比類のない街とNPCの作り込み

やはり代名詞となるのはオープンワールドの圧倒的な自由度。車を奪うのも通行人を殴ったり撃ったりするのも自由。やりすぎると警察に追われるのはシリーズ恒例。

街そのものの広さや作り込みに関しては最近のAAAタイトルで上回っているものはあると思われるが、車両やNPCの作り込みが異常。
NPCを見つめ続ければその場を離れたり機嫌が悪いと殴りかかってくる。銃を構えるとほとんどは怯えるが先に撃ってくる人もいる。人それぞれが異なる反応をして、自律的に動いている。
車もぶつけたら悲鳴を上げるだけでなく降りてきて殴りかかってきたり、運転中に銃を構えたときの反応もさまざま。NPC車両もかなり多く行き交っているにもかかわらずこちらを避けるようにかなり器用に運転する。「生きている街」という観点では2026年の『FH6』すらも上回っている

車両の破壊表現もかなり作り込まれていて、ぶつけた場所だけがしっかりと凹む。バンパーやドアが外れたらそれに乗れるなどの当たり判定もある。とはいえ、これは実在車両が出ないから実現できるものと思われる。
他にも飛行機やヘリやボートや潜水艦まで運転できて海の中も潜れる。作り込みがえぐい。一応運転できる乗り物種類は2018年の『ジャストコーズ4』の方が多いと思う。

過去作をプレイ済みだったのでなんとなく分かっていたつもりだったが、『GTA5』は次元が違うということを思い知った。

●オープンワールド規模のクエストとキャラチェンジシステム

オープンワールドにおけるストーリー展開やクエストは今でも各社苦戦していると思っている。どこにでもいけるオープンワールドと流れていくストーリーを描くこととの噛み合わせが悪い。
本作も最初からすべてのエリア行ける真のオープンワールドだが、ストーリーもクエストもオープンワールドならではの描き方がされていることに驚いた。

まずクエストマーカーにいくとストーリークエストが始まるというシンプルな形式。
そのクエスト自体がオープンワールドを広く使うような本作ならではの描き方で展開される。
しかも銃で敵を倒すだけではなく、毎回趣向を凝らしたプレイ感覚が全然違うクエストが用意されているので常に新鮮に挑める。
それでいて1クエストはほとんどが30分くらいで終わるので、あまり拘束されることもない。ストーリー的には毎回区切りがいいので自由に遊んでいても違和感もない。オープンワールドにおけるストーリーの描き方として一つの正解の形と思えた。とはいえこれは過去作も同じかもしれない。

キャラチェンジシステムも凄い。
本作では3人の主人公がいてオープンワールド中は基本的にいつでも変更できる。各主人公はオープンワールドでそれぞれが自由に過ごしていて、キャラチェンジするとそのキャラが何かしていた続きから操作できるという演出。
しかもクエスト中は一人が車を運転、もう一人が銃撃というのをキャラを切り替えながらプレイできる。切り替えてもスムーズに自動で運転したり銃撃したりしてくれる。
オープンワールド規模で一人はスナイパーとして離れていることもあり、その場合でもスムーズに切り替えられる。ここまで革新的なキャラチェンジシステムがあることに驚いた。
ちなみにもうすぐリリースされる『無限大ANANTA』ではこのシステムが模倣されている。

●ずっと遊べるオンラインモード

ここまででも十分凄いが現代ではこれに近い作品はあると思われる。(ウォッチドッグスやサイバーパンク2077など)
本作ではソロでのストーリーモードとは別にオンラインモードが用意されている。
舞台は同じでも名もなきギャングとなって他プレイヤーと競いながらお金を稼いでいくイメージ。プレイ感は別物でハマればずっと遊べそう。今もアップデートがおこなわれており、今はこちらがメインで遊ばれていると思われる。
いわば買い切り作品のなかに2つの大作が入ってるのとほぼ同じ。化け物たる所以。

合わないところ、悪い点

●古さゆえの不便な仕様

細かい操作性が色々と不便。
まずダッシュがAボタン連打。『紅の砂漠』はおそらくこれを参考に当初は連打ダッシュを採用していたと思われる。『GTA6』ではさすがにスティック押し込み形式に変わるらしい。
ジャンプもパルクール機能があるせいか勝手に前方に進んで使いづらい。
ファストトラベルもないので毎回車で目的地に向かう必要がある。『FH6』と同様にオープンワールドを移動するだけでも楽しいので全否定はしないが広いのでやはりめんどくささが上回る。
あとはUIなども結構使いづらい。乗り物の運転ではそれぞれ操作が変わりメニューを開いて調べないと分からない。現代では操作ボタンを常に表示するのが一般的。
他にもありそう。

●見劣りするグラフィック

エンハンスド版とはいえ元は13年前のPS3世代のゲームなのでさすがに見劣りする。PS4世代からは10年経っても見劣りしない作品が出てきたのでもう少し遅く発売されてれば減点とはならなかったかもしれない。
ちなみにクリアした後に出たDLSS5のMODで現代的なグラになる様子。もう少し遅くプレイしていれば使いたかった。

4.個人スコア

85点/100(最大95点)

※点数は「Steamおすすめする70点」を基準にレビュー方針に沿って加減点した感覚的なもの。

まず、主人公の3人は成長したりカスタマイズもできるものの、常に一緒に行動できるわけではないので最大から-5点。良い点や革新性で満点になるくらい凄いが、不便な要素は常につきまとう煩わしい要素なので10点減点とした。

レビューでは言及してないが本作の主人公はかなりぶっ飛んでいてプレイして後悔しないくらいよかった。
多少寄り道しても40時間でクリアできるくらいのボリューム感もちょうどいい。やり込もうと思えばソロでもまだまだ遊べるし、オンラインモードは無限に遊べる。
『GTA5』には過去作主人公が出てきていたらしいので、『GTA6』前にプレイしておくのはおすすめ。

-2026/9/11

二人の主人公が繰り広げる、シリーズ最高のドラマを描いた超大作RPG。舞台は、シリーズ初の海外ステージ「ハワイ」へ。

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