『Forza Horizon 6』(FH6、フォルツァホライゾン6)のレビューです。

70点基準で加減点、「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンク。
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1.概要
オープンワールドドライブゲーム『Forza Horizon』シリーズ5年ぶりの最新作。
美麗なグラフィックで日本の名所が濃縮されたオープンワールド、550台以上の実車、毎週変化する四季、山や川など道なき道も走れる自由度の高さが特徴。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026/5/19 | |
| ハード | PC/XBOX XS | |
| 外部ストア | Amazon | 大抵はSteamより安い |
| メタスコア ユーザースコア | 91 8.6 | XBOX版 |
| オープンスコア | 91 | |
| Steamレビュー | 84%非常に好評 | |
| Amaonレビュー | ★4.3 | XBOX版 |
| ゲームカタログ | - | 新作のためなし |
| 平均クリア時間 | 39時間 | |
| ストーリーを教えて貰うwiki | - | |
| スタッフロール(クレジット)人数 | 2782人 |
2.購入価格やプレイ記録
PS3の『バーンアウトパラダイス』に出会って以降、オープンワールドレースゲームは大好きなジャンルに。過去作『FH4』や『FH5』はゲームパスでそれぞれ30時間ほどプレイして、グラフィックや遊びつくせないほどのコンテンツは好みだったが、シミュレーター寄りの挙動は好みではなかった。挙動としては『NFS』シリーズや『ソニックレーシング』の方がカジュアルで気持ちいい。
『FH6』は日本が舞台であることが発表され、過去作からライブサービス的な要素もあったので、長期間やり込むつもりで16800円のプレミアムエディションをMicrosoft Rewardsを活用して5000円引きで購入。
約50時間プレイしてレースと探索に分かれている2大コンテンツを最大レベルまで達成し、全コンテンツが解放された状況でクリアと判断。まだ残ってるコンテンツや毎週更新されるレース、拡張DLCなどが大量にあるので今後も数百時間プレイ予定。
3.レビュー
新規性、良い点
●レースゲームの常識を打ち破った破壊オブジェクト
まず本シリーズは信号や木など何かを壊すとスキルポイントが稼げるので、大抵のオブジェクトは破壊できるようになっていた。しかし、大きな木などは障害物として破壊できなくなっており、ぶつかると停止してしまっていた。
そして本作では山に突っ込んでそのまま直進できるほど、ほとんどの木が破壊可能になった。通常の道でもほとんどのオブジェクトが破壊可能で走行を遮るものが限りなく少なく爽快感抜群。
レースゲームによってオブジェクトの破壊可否は異なるが、木が生い茂った山を走破できるほど破壊できるレースゲームはおそらく初。
レースゲームに障害物はあって当たり前だが、本来ぶつかると停止するはずのオブジェクトが破壊できることによって「高速で走る」という気持ちよさが損なわれない作りになっている。
とはいえ壁やNPC車両などは壊せないままなのでバランスもしっかりとれている。
●最高峰のグラフィックで表現されたリアルすぎる日本
本シリーズは世界中が舞台になり、本作の舞台は日本。そのクオリティがもはや狂気。
グラフィック面では車両はもちろん、路面のアスファルトの質感や雨天時の濡れた反射、四季によって変化する色鮮やかな花などが美麗グラフィックで表現されている。そもそも高速で走るレースゲームで背景はほとんど見ることがないのに、接写しても細部まで破綻のないグラフィックが描かれているのが異常。
また、都市部の街並みや狭い路地裏、自動販売機や看板、高速道路の構造や田舎の家や風景など誰が見ても「知ってる日本」が再現されている。シリーズ最大を誇るマップの至る所に日本の名所も配置されているので、目的もなくただドライブするだけでも楽しい。
美麗グラフィックによってどこを切り取っても「絵になる」のも素晴らしい。

ちなみに最近は『JDM: Japanese Drift Master』『CarX Street』『NTE: Neverness to Everness』など美麗グラフィックで和風のオープンワールドを走れる作品が複数存在する。観光目的ではこれらも十分楽しめるが、レースとしてイマイチに感じたのはやはりオブジェクトの破壊可否が大きい。
●積み重ねて進化を遂げたシリーズの特徴
加点に繋がるいいシステムが大量にあるので列挙する。
・毎週四季が変化して見た目も挙動も変わる(4から)
・走った道のどこにでもファストトラベル(今作から)
・加減速が分かりやすいアシストライン
・無制限に使えるリワインド(レース中に頼ってしまいがちになるのは困るが)
・オープンワールド上の膨大なコンテンツ
・巨大ロボや戦闘機とレースできるド派手イベント
・毎週更新されるレースと報酬
・豊富なマルチ対戦モード
・レースにすらも使える自動運転(今作から)
・探索に便利なドローンモード(今作から)
・邦楽が大量に収録(今作のみ)
・日本語でしゃべる複数のラジオDJ(今作のみ)
・600台以上の膨大な車両
・車両それぞれを細部までいじれるカスタマイズ
・痛車も作れる自由度の高いデカール
・カスタマイズやデザインを簡単に共有DLできるコミュニティ機能
・自由にコースや拠点を作れるエディタ
・ゲーム内の近い人だけが表示されて緩くつながるオンラインマルチ
・ほぼすべてのコンテンツで全プレイヤー対象の世界ランキングが記録
合わないところ、悪い点
減点となるほどではないが一応挙げる。
●破壊できない車
ライセンスを取得して実写が登場するゲームなので仕方ないが、本作では車両はほぼ壊れずに傷がつく程度。架空の車両ばかりの『バーンアウトパラダイス』の破壊が大好きなので、車の破壊描写がないのはやはり寂しい。同時期にプレイしてる『GTA5』も架空車両のため破壊描写が凄い。
これに絡んで、路上に止まってる車両も破壊不可となっていてぶつかると止まってしまう。木が破壊できるのが気持ちいいのに対比して、爽快感が奪われている。
●変わらないシリーズの特徴
好みの問題だが一応列挙する。
・シミュレーター寄りの挙動のためカーブではしっかり減速が必要。
⇒『バーンアウト』や『NFS』と比較してカーブの爽快感はあまりない。
・ブーストやニトロなどの加速機能がない。
⇒これがないので限界までアップグレードしてもスピード感や爽快感が物足りない。
・オープンワールド上のNPC車両が少ない。
⇒多すぎると邪魔になるが高速でぎりぎり避けるのも爽快感に繋がる行為。これが今作は薄い。
・キャラクリがしょぼい。
⇒あまり言いたくないが今作はポリコレに染まり切って美男美女がほぼ作れない。
4.個人スコア
90点/100(最大90点)
※点数は「Steamおすすめする70点」を基準にレビュー方針に沿って加減点した感覚的なもの。
まず原則に乗っ取って仲間がいないため最大から10点減点。実際、常に並走する仲間AI車両がいたらさらに楽しくなる余地があると思う。
それ以外は多少の減点要素はあるものの、加点要素が大きすぎて実質減点なしの90点満点。
レースゲームの常識を破ってどこでも走れる気持ちよさを追求したのが凄い。他のレースゲームも追従してほしい。グラフィックに関してはレースだけでなく現代ゲームとしても最高レベル。
逆に言えば今後仮に『バーンアウト』に似た新作や『NFS』の新作が出ても、同じくらい破壊できなければ減点対象になってしまう。気持ちよさを知ってしまったために新作が楽しめなくなりそうなのは残念。
-2026/6/13



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