『Beast of Reincarnation』(ビーストオブリンカネーション、ビーカネ)ののレビューです。

70点基準で加減点、「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンク。
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1.概要

『ポケモン』開発元ゲームフリークの完全新作。
2000年後の崩壊した日本を舞台とする和風SFの世界観、パリィとを主軸とする戦闘、犬との連携コマンド技などが特徴。

項目内容備考
発売日2026/8/4
ハードPC/PS5/XBOX SX
外部ストアなし大抵はSteamより安い
メタスコア
ユーザースコア
71
6.2
PS4版
オープンスコア73
Steamレビュー56%賛否両論
Amaonレビュー★3.4PS5版
ゲームカタログなし
平均クリア時間28時間
クレジット(スタッフロール)人数1176人
各スコアは執筆時点のもの

2.購入価格やプレイ記録

発表されたときから犬と冒険できるということでずっと興味があったので、PCゲームパスにてプレイした。
難易度ノーマルにて前半は寄り道もしつつ、後半はメインのみを追いかけて約28時間でクリア。仲間会話などはなるべく見るよう頻繁に拠点に戻っていた。

ちなみにゲームフリークの『ポケモン』はすべて未プレイ。スマホ向けのGO、ユナイト、スリープを触ったことがあるくらいで本作は純粋にゲーム内容に惹かれてプレイした。

3.レビュー

新規性、良い点

●「Nier SEKIRO」な世界観と戦闘

各所で言われている通り、本作は『Nier』シリーズと『SEKIRO』のプレイ感覚にかなり近い。
まず、崩壊した世界ということもあって『NieR:Automata』に特に似ており、現代文明の残骸が残るフィールド、ボーカル付きの美しいBGM、感情のない女性主人公、スタイリッシュなモーションなど『Nier』新作と言われたら信じるほど。
ついでに、人間の魂を機械に移植して暮らしているゴーレムも多数いて、これは『NieR Replicant』の世界観に近い。

戦闘は『SEKIRO』+『FF7R』。ジャストカードがパリィとなって技ゲージが溜まりつつ、敵の体幹ゲージが減る。HPを削り切らなくとも体幹ゲージを削り切ると確殺となる。これがかなり『SEKIO』。
技ゲージを消費するコマンド技は選択中にスローモーションとなり、相棒の犬「クゥ」の技と対象を選ぶと割り込みで技が発動。同時にHPも回復する。『FF7R』と違って強引に割り込んで必中なのでストレスもない。

死にゲーではないのでいやらしいディレイは少なく、初見でもそれなりに気持ちよくパリィでき、危なくなればコマンド技で割り込みつつ回復できるので気持ちよく戦える。
慣れてない序盤こそ何度か死んだが、中盤以降はラスボスまで初見で倒せた。

世界観やシステムに既視感はありつつも、高水準にまとまっており最後まで楽しくプレイできた。採点対象外だがストーリーもよく練られている。
なお、本作はさまざまな要素で不評となっていて、アプデによって戦闘も改善されている。アプデ後にプレイしたのも大きいかもしれない。

●根を張る能力による探索とステルスキル

本作ならではの要素として「根を張る」能力がある。
2段ジャンプのように空中でジャンプを長押しすると、足から根が出て5階建てビルの屋上くらいまで登れる。足が着いた状態では、水平方向に20mほど先まで根を伸ばしてフックショットで飛んで移動できる。

本作のフィールドはかなり壮大なスケールになっていて、行けそうにないところもこの能力で強引に踏破できる。他のゲームとは全く異なるプレイ感での探索がかなり楽しかった。とはいえ、探索については問題があるので後述する。

また、本作は気付かれてない状態で敵に近づくとステルスキルできる。『エルデンリング』や『仁王』と違ってステルスキルは大きな敵も含めてほとんど一撃必殺。これも『SEKIRO』と同じ。ちなみに最近ステルスキルが好きということに気づいてステルスプレイが楽しい。
根を張る能力を使えばこのステルスキルがガンガン使える。これも最後まで気持ちよくて積極的にステルスキルを狙っていた。

●犬の成長&カスタマイズ

成長要素はレベルアップによるスキルツリーと通貨による装備強化の2種。
ボスを倒すたびに新たなスキル習得と同時に髪に花が咲いていく演出は良かった。
素材を集めて料理するとステータスが永続アップするのも珍しいが納得感はある。

これは犬も同様でボスを倒すと新たなコマンド技をどんどん覚える。それをスキルツリーで強化できつつ技ごとに異なる特性を付与できる。
さらに、戦闘中の行動パターンを6つまで設定できる。これにより攻撃中心かサポート中心か変化する。
探索中も近くに敵やアイテムがいると吠えて反応してくれるのでいるだけで役立ってくれる。
拠点では撫でれるうえに洗うと犬ドリルも見れて可愛い。

ただし、成長要素も問題があるので後述する。

合わないところ、悪い点

●探索メリットが薄い

中盤以降はほぼ探索しなくなった。問題がいくつかある。フィールドの出来はかなりいいのにもったいない。

探索してもどこでも手に入る素材ばかり
序盤こそ探索すると武器などが手に入ったが中盤からはどこでも手に入る素材ばかりになる。というかメインルートに武器が落ちている。
本作には武器のありかを教えてくれるゴーレムがいるのにそれをメインルートではなく探索した先に配置してるのも意味不明。メインルートにゴーレムを置いて武器の場所を教えるようにすれば探索意欲が沸くはず。

最初からマップが全開放
本作は章ごとのエリア制で一部のエリアはシームレスに繋がっている。エリアは結構広く建築物なども壮大で縦方向に密度もある。こんなところも行けるのかという驚きもあって出来はいい。
ただし、最初からエリア全域がマップで見えていてメインの目的地がアイコンで示される。これによって未探索エリアの形がどうなってるのかという興味が薄くなりメインばかり追いがちになる。
アイテムの近くに行くとアイコンが出てくるものの取得するとアイコンは永久に消える。マップ全開放もあって探索済みかどうか分からなくなる。せめて宝箱はアイコン表示したままチェックマークを付けるべき。
本作には周囲の探索目標が表示されるいわゆるUBIタワー的な仕組みがある方が良かった気がする。

強さが実感しにくい
一応探索して敵を倒してレベルアップや料理素材も集まるので強さには繋がる。稀に装備品も落ちてる。
とはいえ、システム的に強さが実感しにくい。
まず、与ダメと被ダメが敵ではなくゲージ上でしか見えないのが理由の一つ。RPGなので普通に自キャラや敵の上にダメージ値がポップした方が強さがダイレクトに伝わる。一応『エルデンリング』と同じダメージ表記だがこれもポップした方がいいと思っている。
また、武器強化が3段階で上限に到達するのでこれも探索意欲がなくなる。『エルデンリング』のようにレア素材で上限突破などあると探索意欲が沸いたはず。

不便なアイテム収集
アイテム収集が不便なのも探索意欲が薄くなる。
本作は拠点に戻ると仲間ストーリーが展開されるためかインベントリ制限がある。それに合わせてか宝箱などを開けるといくつかのアイテムからどれを受け取るか選ばないといけない。つまり、インタラクト→全回収ボタンという2段階の操作が必要でめんどくさい。
一度もインベントリは満タンにならなかったので実質的に無意味なシステム。一度のインタラクトで全回収でいい。ついでに敵を倒したあとに落とすアイテムも出てくるのが遅いうえにインタラクトが必要でめんどくさい。

●説明不足なシステム

探索意欲に繋がるがシステムが説明不足。
具体的には状態異常がどうなるのか全く分からない。炎上や毒ならまだ想像できるが、酸や電気や油や水濡れがどうなるのか全く説明がない。これらの説明があれば特化ビルドを作りたくなったかもしれない。
ゲーム内のチュートリアルにもなぜか世界観の用語集や人物図鑑も含まれてるので分けるべき。

4.個人スコア

80点/100(最大100点)

※点数は「Steamおすすめする70点」を基準にレビュー方針に沿って加減点した感覚的なもの。

犬がゲスト的な扱いではなく、しっかりと仲間キャラクターとして成長できたので最大は100点。

世界観や戦闘、フィールドの出来はいい。しかも犬が可愛いので犬好きなら手放しでおすすめできる。ゲームパス対応で比較的短時間クリアできるのも良かった。
せっかく作り込まれたフィールドが全く活かされなかったのが残念というかもったいない。もっとやりようはあったはず。
なお本作は発売直後から継続的にアップデートが実施されている。パッチノートをざっと目を通しても元の仕様だと減点してただろうなと思うものがいくつもある。発売直後だと70点以下になってた可能性はありつつ、プレイした時点では楽しさの方が上回っていたのでアプデ完了後ならもっと楽しめるはず。

-2026/9/27

第33遠征隊のメンバーを率い、死を描き続けるペイントレスを打倒せよ。ベル・エポックのフランスをモチーフにした驚異の世界を冒険し、リアルタイムで進行するターン制RPGでユニークな敵と戦おう。

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