PS5から遅れること1年3か月、ようやくPC版『FF16』(FINAL FANTASY XVI、ファイナルファンタジー16)が発売されます。
早速体験版をプレイしてみて、5年前のPC(RTX2080SUPER)でそれなりに動作してアクションも楽しいのですがカットシーン(イベントシーン、ムービー)が30fpsに制限されています。しかも私の環境では条件不明ながら15fps制限になってしまうこともありました。
プレイアブルシーンは普通に動作しているのでスペックの問題ではないことは明らかで、カットシーンとはいえ15fpsではさすがにプレイしたくありません。
そんなカットシーンのフレームレート制限を解除するMODが早速登場していたので紹介します。これのおかげで私も安心して購入できます。
本記事内容はSteam体験版で動作確認しています。Epic版でも動作すると思います。
1.「FFXVIFix」機能
「FFXVIFix」は登場したばかりで、アップデートが続いてるのでまずはこのMODの機能をまとめておきます。
メインページは以下。
FFXVIFix - GitHub
- カットシーンとフォトモードの30fps制限無効化
- FOV(視野角)変更
- カットシーン中のフレーム生成
- JXL(JPEG XL)をスクリーンショットの保存形式に追加
- スクリーンショット撮影中のヒッチング(カクツキ)修正
- ウルトラワイド対応(左右のピラーボックスと上下のレターボックス削除)
- ウルトラワイドでのHUDスケーリング修正
- ウルトラワイドでのFOVスケーリング修正
2.「FFXVIFix」インストール
というわけでインストールします。
以下のリリースページ▼Assetsから最新版の「FFXVIFix_v***.zip」をダウンロード。
https://github.com/Lyall/FFXVIFix/releases
DLしたファイルの中身を『FF16』のインストールフォルダ(Steam→歯車マーク→管理→ローカルフォルダを閲覧)に移動してください。
Steam:C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\FINAL FANTASY XVI DEMO
Epic :C:\Program Files (x86)\Epic Games\FINAL FANTASY XVI DEMO
これでインストール完了です。簡単ですね。
アンインストールはこれらのファイルを削除するだけでOKです。
なお、SteamDeckなどのLinux環境に導入する場合は、Steam上のプロパティ→一般→起動オプションに「WINEDLLOVERRIDES="dinput8=n,b" %command%」が必要とのことです。
これだけでカットシーン中の30fps制限がなくなり、ウルトラワイド対応となっているので動作確認してみてください。私は環境がないためウルトラワイドは未確認です。
ちなみに、この保存形式はゲーム機能として実装されているスクリーンショット(@キー)に適用され、以下のフォルダに保存されます。
PC\ドキュメント\My Games\FINAL FANTASY XVI DEMO\Screenshots
3.「FFXVIFix」設定
インストールした「FFXVIFix.ini」をメモ帳で開いて、各種設定を変更できます。
赤線部の「AdditionalFOV=0」の数値を変更するとFOV(視野角)を変更できます。
セーブデータ読み込み直後に何も触れずにスクショしているので位置座標と向きは全て同じです。
指定範囲は-80~80と書かれてますが、私の環境では-50以下はフリーズ、-40では近すぎて真っ黒となり-30から機能しました。+の方は特に問題なさそうです。
個人的に視野角にあまりこだわりはないですが、2周目などで雰囲気変えてプレイするのにいいかもしれません。
視野角はともかく体験版配信から数日で30fps制限の修正MODが作られるくらいなら公式でなんとかしてほしいですね。
-2024/8/27
体験版はプレイ後に製品を買わせることが目的のはずなので他のゲームと比べて強みが出…