『スカルアンドボーンズ』(Skull and Bones)の感想&レビューです。

「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンクより。
関連記事:ゲームレビューにおける方針まとめ

1.概要
UBIから2017年に発表されたものの7度も延期が繰り返され、2024年にようやく発売された海賊オープンワールドMMO。常時オンライン接続でありクロスプレイやクロスセーブ対応。製品版へ引き継げる8時間の無料体験版もある。
17世紀の大西洋やインド洋を舞台に海賊船をカスタマイズして大迫力の海戦が行えることが特徴。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
発売日 | 2024/2/16 | |
ハード | PC、PS5、XboxX/S | |
外部ストア | UBISOFTストア | |
メタスコア ユーザースコア | 59 3.5 | PS5版 |
オープンスコア | 60 | |
モビースコア | 5.8 | |
Steamレビュー | 65%賛否両論 | |
Amazonレビュー | 2.8 | PS5版 |
ゲームカタログ | - | |
平均クリア時間 | 51時間 | |
ストーリーを教えて貰うwiki | - | |
スタッフロール(クレジット)人数 | 6875人 |
2.購入価格やプレイ記録
本作の延期が続いてることはたまに聞いていて少し興味があり、製品版相当の発売直前オープンベータを2024年2月に4時間プレイした。
OBTのプレイ範囲とされていたメインクエストまでは終わらなかった。
本作の元になったと思われる『アサシンクリードIV ブラック フラッグ』は無料配布で貰って数時間プレイした程度で海戦は未体験。
3.プチレビュー
2024年現在おそらく世界一の海(水)グラフィック表現のゲーム。
見た目が綺麗なことはもちろん波の動きに合わせて上下する船の挙動なども含めて世界一の表現であり航海するだけでも楽しさがあった。
同様に嵐などの天候により荒れた海となることもあり、その海域での大迫力の海戦はまさに映画「パイレーツオブカリビアン」の気分を味わえる。
本作はUBI製のOWらしくメイン/サブのクエストアイコンを辿りながら無名の船員から悪名を上げて大海賊になることが目的となっている。
海における船の操作がメインのため、レースゲーの車のようにプレイヤー=船でもあるのだが、海賊船を手に入れた段階で複数の乗組員が仲間になっている。
これらの仲間はコックピットビューにすると状況に応じて動く様子が見れたり、日本語対応フルボイスで喋りまくってくれる上に、BGMとして生歌で海賊の歌を歌ってくれる(歌は英語のみ)。集団の生歌がBGMになっていること自体が独自性であり、数種類ある楽曲を聞くために航海していたほど好みの曲だった。
また、海には常時オンラインで他プレイヤーも存在し、野良でもパーティを組むことが可能。パーティを組むと報酬が良くなる代わりに敵も強くなる。意思疎通ができないとバラバラに航海してしまうので野良パーティだと厳しい。
一方で船の操作や海戦に慣れてくると、船ならではの小回りの効かない挙動がストレスになってくる。船なので当然前方にしか進めないので、4時間のプレイ中に車のようにバックさせてほしいと何度も思ってしまった。もちろん船がバックできないのは仕方ないとは理解している。
また、クエストを進めたり素材を集めると海賊船のアップグレードが可能となり、それがプレイのモチベーションになるのだが、これが過去のOW作品と同様にアイコンを辿る作業の繰り返しになってしまうのはマイナス点。
とはいえ、海賊船での航海と海戦がメインのゲームは本作しかないのでクリアまでやってみたいと思わせる魅力はあった。
MOD:常時オンライン接続のため基本的にMODはない。
4.個人スコア
78点/100(最大92点)
※点数はレビュー方針に沿った感覚的なもの。70点あたりがSteamでおすすめするライン。
製品版相当のOBTで点数を付けるのは少し迷ったが、あくまで「プチ」レビューであり購入予定もないので採点することとした。
UBIらしいOWの作りながら独自の魅力を生み出せてはいるものの、終始小回りの効かない船の操作になるためそれを楽しめるかどうかが鍵。
海賊がテーマなので難しいとは思うが、『アサクリ』のようにメイン舞台を地上として本作の船の要素もあるという作りだったら90点近い点数になったと思う。
-2024/3/28

私のSSDが対応してるか定かではないですがForspokenはロード早かったです…