『FF7リバース』(FINAL FANTASY VII REBIRTH、ファイナルファンタジー7リバース)のMOD紹介です。

Nexusの画像一覧より

PS5から約1年遅れでPC版『FF7リバース』が発売され、2024年GOTY獲得数2位となるほど超高評価だったこともあってかわずか1週間で150以上のMODが投稿されるほど盛り上がっています。本作もMODフレンドリーなUE4で制作されているため導入も簡単です。
というわけで導入方法とメモも兼ねておすすめのシステム系MODをまとめておきます。

本記事内容はSteam版で動作確認しています。Epic版でも動作するはずです。
ちなみに、外部ストアGreen Man Gamingでランクを上げると大抵はSteamより安く買えます。
関連記事:Steam新作を割引購入できるサイトと仕組み。外部ストアで買う方がメーカーにお布施できる!

DLC第一弾「Echoes of the Fallen」、DLC第二弾「The Rising Tide」が含まれたコンプリートエディション

1.MOD配布サイトなど

使いたいMODがなければ意味がないので、まずは配布サイトの紹介。

Nexus Mods
世界最大手のMOD投稿サイト。ファイルをDLするにはアカウント登録が必要。
前作『FF7R』では1500近いMODが投稿されていてカテゴリが分かれていたので、本作でもカテゴリ整備されれば追記予定。
本記事では基本的にシステムを変えるようなMODしか取り上げないので、キャラクターの見た目MODは好みに応じてここから探してみてください。

Mod Hub - Rebirth Mod Manager
UE製ゲームのMOD管理アプリ。最新版はGithubになるはず。
UEタイトル毎にNexusから直接DLできたり有効/無効を管理できるようです。UE製ゲームはいくつもプレイするのでいずれ導入した場合は別途解説します。

OpneFF7R - Discord
『FF7R』『FF7リバース』『CCFF7R』『FF7EC』+『FF16』のMODコミュニティ。MODの作り方などの情報交換が行われています。
MOD作りのためのツール類は#rebirth-modding-resourcesと#rebirth-modding-turorialsチャンネルにまとまっているはず。MOD作りに興味があれば見てみましょう。

外部ツール
外部ツールを使用する場合は導入方法が異なるので別記事にまとめてます。
関連記事:PC版『FF7リバース』フリーカメラMODの導入方法と使い方
関連記事:PC版『FF7リバース』衣装変更とセフィロス加入などパーティ編成MOD

2.MOD導入方法

UE4/UE5製ゲームのMOD導入方法は基本的に共通していて、インストールフォルダ配下の指定フォルダにMODファイルを置くだけ導入できます。
標準インストールであれば以下のフォルダ(ランチャー上でゲーム右クリック→管理→ローカルファイルを閲覧して辿る)にDLしたMODファイルを置くだけでインストール完了です。「~mods」(~は半角)フォルダは自身で作成してください。
 C:\Program Files (x86)\<Steam/Epic>\FINAL FANTASY VII REBIRTH\End\Content\Paks\~mods

このフォルダにMODファイルを置くだけ。本作では3ファイルセットになっていることが多い。

UE5登場以降は「UE4SS」を使った少し異なる導入方法もあるため、そういうMODが登場したら追記予定です。

なお、「Paks」フォルダ配下に配置するのがMODが認識される条件なので、画像のように「model」フォルダを作ってそこにはモデルMODを入れるなど自由に管理することもできます。
注意点としては、同キャラを置き換えるようなMODを複数導入しても競合して一つしか有効化されません。
英数順に上書き読み込みされるのでファイル名先頭に「z」などの文字を追加すれば優先順位が上がります。英数であればファイル名は多少自由度が効くので分かりやすい名称にすることも可能です。
また、拡張子を「.pak_」などに変えると認識しないようになります。MODを消すほどではないものの一旦無効化したい場合に覚えておくといいでしょう。

なお、本作では戦闘に関わるMODは競合しやすいようです。

3.初見でもおすすめのシステム系MOD

初見でもゲームバランスに影響しないおすすめMODです。

[追記中] 瀕死エフェクト削除、

●アイテム最大所持数アップ

Hoarder - Max Stack Increase
消費アイテムと素材の最大所持数(スタック数)が99→9999になります。
オープンワールド特有の素材収集の要素があると99くらいはすぐに超えるので非常におすすめ。
MOD無効化すると100以上のアイテムが消える可能性があるので注意。

●二重字幕

Dual-subtitles
日本語(他言語)字幕に英語字幕が追加で表示されます。他言語での翻訳のされ方が楽しめるため公式に実装してほしいMOD。
英語字幕を選択した場合は日本語字幕が追加されるようです。

●ボタンUI削除(透明化)

No commands on HUD
フィールドにおいて左下のボタンUIが透明度90%になり探索の没入感が向上します。
コマンドメニューや戦闘中はそのままです。

●瀕死エフェクト削除

Remove Low Health Screen Effect
パーティーメンバーのいずれかが瀕死中の赤いエフェクトが削除されます。
フィールド探索中も表示されていた瀕死エフェクトがなくなることで没入感が向上します。

●黄色ペイント削除

No More Yellow Paint
登れることを示す黄色いペイントが削除されます。
探索の没入感は向上しますが分かりにくくなる可能性はあります。

●『FF7R』ダイジェストムービー高画質化

Remember The Remake - 4K SuperResolution 90Fps
タイトルメニューの「FFVII REMAKE DIGEST」から閲覧できる『FF7R』ダイジェストムービーがAIにより4K&~90fps化されたものに置き換えられます。元はフルHD30fpsらしい。
「End\Content\Movie\0005-TITLB\MV_TITLB_0010\MV_TITLB_0010.emov」の動画ファイルを直接置き換える必要があります。
本編内ムービーもそれぞれ別々に投稿されてるようです。

●ウルトラワイド

FF7RebirthFix
ウルトラワイド対応、フレームレート制限、FOV(視野角)などを変更できます。最新版はGithubになるはず。
本作では導入してないので解説できませんが『FF16』と同じように導入&設定できると思います。
関連記事:PC版『FF16』30fps制限解除やウルトラワイド対応などの修正MOD「FFXVIFix」

●グラフィック最適化

Ultimate Engine Tweaks
一番人気の最適化MOD。前提としてFFVIIHookの導入が必要です。
以下のフォルダに「Engine.ini」を配置するとスタッター(カクツキ)などのパフォーマンスが改善され、画質も向上するとのことですが、各々の環境次第であり私は効果が感じられませんでした。
 \ドキュメント\My Games\FINAL FANTASY VII REBIRTH\Saved\Config\WindowsNoEditor

また、オプション配布されているDirectStorageのファイルを以下のフォルダに上書き(元のファイルはバックアップ)すると、オブジェクトやテクスチャのポップアップ/ポップインなどの読み込み速度が改善されます。元のDirectStorageバージョンが古いらしいのでこれだけ導入するのは非常におすすめ。
 \FINAL FANTASY VII REBIRTH\End\Binaries\Win64

[25/2/3追記] 本日のアプデによりDirectStorageが最新版になったようです。

Fantasy Optimizer
シェーダーのコンパイルが最適化されてスタッターが軽減されます。
こちらはpakファイルを「~mods」フォルダに配置するだけで導入できます。私はこちらを導入中。

NO OUTDOOR AND INDOOR FOG [追加]
霧を削除するだけの「Engine.ini」ファイル。
雰囲気は壊れますが、見通しがよくなり多少は動作も軽くなると思います。

最適化系は他にも複数投稿されていますが、複数の最適化を同時に入れるのはおすすめしません。また、効果の有無は環境次第であり、変化や改善や感じられなければ使わない方がいいです。

4.クリア後や2周目におすすめのシステム系MOD

チート的なものも含めたおすすめMODです。好みによりけりで1周目から使うのもいいかもしれません。
前述したように、戦闘に関わるMODは競合しやすいようです。

[追記中] レベル上限、ATB消費なし、リアルタイム化、バースト2倍、一人称視点、ミニゲーム系

●ラブレス衣装

Loveless Outfits for All Characters
パーティーメンバーの7キャラがラブレス衣装になります。
見た目系のMODですがクリア後のウェアチェンジでも解禁されず、1項関連記事の衣装変更でも使えない公式衣装のため紹介。

Nexusの画像一覧より

●レベル上限99&ハードモード

Unlock Max Level 99
70に制限されているレベル上限が99になります。
ついでに敵がハードモード相当になるらしく難しい場合はゲーム側でイージーにするようにとのこと。
召喚もアンロックとあるので、全てのバトルで召喚可能になってるかもしれません。
ATB&リミットゲージ高速化もオプション配布されてます。

●好戦的な仲間AI

Most Combative Team Members
パーティーメンバーの7キャラがより頻繁に攻撃するようになります。
バースト中の攻撃頻度と同じらしいです。

●敵HP増加

All Enemies HP Increased
全ての敵のHPが2.5倍または5倍になります。
上の好戦的な仲間MODと組み合わせれば1周目から導入してもいいかもしれません。

●マテリアによるステータス変動(原作化)

Classic Magic Materia
原作『FF7』のように魔法マテリアを装着するとステータスが変更するようになります。
基本的にHPと体力が下がってMPと魔力が上がる方向です。

●8マテリアスロット&8スキルスロット

Max Materia Slots - 8 slots - 4 pairs - All Equipment
全ての武器と防具のマテリアスロットが4連結8マテリアスロットになります。追加で8スキルスロット化されるバージョンもオプション配布されてます。8スキルスロットのみのバージョンはこちらで配布。
色んな組み合わせを楽しめそうですが、MODを無効化する場合は本来存在しないスロットに装備したマテリアがどうなるかは不明なので一旦全てのマテリアを外した方がいいかもしれません。

●ATB&リミットゲージ高速化

Fast ATB Never Stop and Limit
ATBゲージがガードや回避などで止まらなくなります。また、リミットゲージが2倍溜まりやすくなります。
それぞれ個別もしくは同時に有効化するファイルが配布されます。
類似として常時ATB3ゲージになるMODもあります。

●ATB消費なし&連携アビリティ1コスト&魔法詠唱なし

ATB Costs 0 and Instant Magic
魔法、アイテム、アビリティ、召喚のATB消費がゼロになります。最低1ゲージ溜まる必要はありますがATB消費はされません。さらに、連携アビリティのコストは1になるようです。
また、魔法の詠唱時間もなくなり即時発動します。
それぞれ個別もしくは同時に有効化するファイルが配布されてます。
個人的には連携アビリティがあまり使えないのでそれだけ導入したいですが、今のところはATB消費なしとセットになってます。

●リアルタイム化

No Command menu Slowdown
コマンド選択中のスローモーションがなくなり常にリアルタイムで戦闘できます。
かなり難しくなりそうです。

●バースト率&バースト時間2倍

Stagger Time Duration x2 and Rate x2
バーストゲージの溜まり方とバースト中の時間が2倍になります。
それぞれ個別もしくは同時に有効化するファイルが配布されてます。

●盗み&ドロップ率100%

100 Percent Steal and Drop Rate
全ての敵の通常アイテムとレアアイテムが100%ドロップもしくは盗めます。
盗みとドロップの確率は共有らしいので一括変更のみです。

●探索中の一人称視点

First-Person view Mod for the Open World
一人称視点でフィールド探索できるようになります。戦闘中は本来の三人称視点に戻ります。
チョコボも一人称視点ですが宝探しの「?」が見えなくなるため、チョコボでは三人称視点に戻るオプションファイルが配布されてます。

●ミニゲーム系

・バイクとバギーで常時アビリティ使用可能:Instant ATB Motorcycle and Buggy

●最強系

プレイする意味がなくなるほどの強力なチートMOD類。
・レベル70でステータスMAX:OP Emporium
・敵から999999AP&9999ギル:All Enemies 999999 AP and 9999 GIL
・素材不要でクラフト:Free Craft Items

ひとまず以上です。
今後数か月プレイすることになりそうなので良さげなMODが出たら随時追記予定です。
-2025/2/2

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