『Goat Simulator 3』(ゴートシミュレーター3)の感想&レビューです。
「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンクより。
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1.概要
リアル(?)なヤギが主人公のOWアクション。2014年に発売された初代の続編であり2作目がないのに何故か『3』。
街もある狭めの島で、物理演算された多数のオブジェクトやNPCに対して好き勝手暴れ回ることができることが特徴のバカゲー。4人までのオンラインマルチにも対応。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
発売日 | 2022/11/17 | |
ハード | PC、PS5、XboxX/S、スマホ | |
外部ストア | なし | |
メタスコア ユーザースコア | 68 7.9 | PS5版 |
オープンスコア | 72 | |
Steamレビュー | 97%圧倒的に好評 | |
Amaonレビュー | 4.2 | PS5版 |
ゲームカタログ | 良作/バカゲー | |
平均クリア時間 | 10時間 | |
ストーリーを教えて貰うwiki | なし | |
スタッフロール(クレジット)人数 | 59人 |
2.購入価格やプレイ記録
先着無料でゲットしたPCゲームパス3か月分の終わりが近くなり、前から興味のあったヤギゲーを2024年2月にプレイした。
シナリオや明確なクリアという概念はなく4時間で8割程度消化して辞めた。
3.プチレビュー
あらゆる面でストレス要素が除外されていてOWアクションとして非常に快適。
プレイヤーであるヤギは死なない上に、高性能な身体能力によりジャンプ中にトリックしたり、NPCやオブジェクトに頭突きして吹っ飛ばしたり、電線をグラインドしたり、車を運転したりと動き回るだけでも楽しめる。さらに、ヤギの特徴(?)である無限に伸びる舌であらゆる物体を好き勝手に引っ張り回せる。
パロディネタも豊富なので元ネタを知っているとニヤリとできる。
OW上には数十個のクエストがあり、クリアすると装備品を貰える。装備品は様々な特殊能力があり、OW定番の滑空できたり、あらゆるものを舌で飲み込んで卵として引き連れて砲撃したり、制御不可能なロケットで空を飛んだりできる。
映画「パイレーツオブカリビアン」のような海賊帽により、海の支配者デイビージョーンズのタコ足を召喚して周囲を破壊しまくれるのが個人的にお気に入り。
OW上に用意されたクエストは詳細なクリア方法は明示されておらず目的だけが示されており、ちょっとしたパズル要素にもなっている。大抵のクエストは少し考えたりハチャメチャに試行錯誤していればクリア可能ながらも自力で解いたという達成感も得られる。しかし、目的以外のヒントはほぼないためスタート地点近くにあったクエストは結局クリア方法が分からなかった。
クエストの他に特定のトリックを決めるなど常に挑戦可能なミッションが存在し、それらを完了していくとゲーム内通貨が貰える。ゲーム内通貨では各種スキンなど買うことができ、毛並みや帽子などのおしゃれアイテムの他、冒頭のキリンなどのようなヤギの外見そのものを変更することも可能。バカゲーが加速する。
PS5世代のみであることからバカゲーながらもグラフィックは綺麗。このグラフィックで物理演算されたOWというだけでも独自性に繋がっている。
細かい点ではプレイヤーに対して様々な反応をするNPCがフルボイス対応なのも評価点。
不満点としてはボリュームが少なく目的も薄く一通り暴れ回ったらやることがすぐになくなる。
個人的に大ボリュームだと疲れるので歓迎したいところではあるものの、ミッションをこなしつつ4時間でOWを全て回ることができたほど狭い。狭くても密度はそれなりにあるが、販売価格的には最低でも現在の2倍程度の広さは欲しいところ。
また、クエストクリア報酬は装備品なので、気に入った同じ部位の装備(能力)を同時に使えないのも残念。装備は複数個所あるので組み合わせを考えることは可能だが、OWアクションにあるようなスキルアンロック式の方がやる気が持続した気がする。
プレイヤーが死なないことはノンストレスではあるものの、普通の戦闘のような要素も欲しかった。
MOD:Nexusにセーブデータが2つ投稿されているくらい。
4.個人スコア
80点/100(最大90点)
※点数はレビュー方針に沿った感覚的なもの。70点あたりがSteamでおすすめするライン。
動かしたり暴れ回る上のが楽しく減点要素がほぼない予想外の良ゲーだった。
装備品以外の成長要素が用意されてボリュームが増えれば神ゲーになる余地がある。
-2024/3/25
4090でもカクツクとしたらそれは別の問題が発生してそうな気がしますね 不具合…