『Sky 星を紡ぐ子どもたち』(Sky: Children of the Light)の感想&レビューです。
「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンクより。
関連記事:ゲームレビューにおける方針まとめ
1.概要
『風ノ旅ビト』のスタジオによる基本無料MMOアドベンチャー。
2019年のスマホ版からCS移植なども行われ、2024年にようやくPC版が配信された。執筆時点ではアーリーアクセス。
プレイ感覚や世界観などほぼ『風ノ旅ビト』のままで、戦闘や文字による会話が一切ないことが特徴。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
発売日 | 2019/7/18 | |
ハード | PC、PS4/5、Switch、スマホ | |
外部ストア | - | DLのみ |
メタスコア ユーザースコア | 82 7.4 | iOS版 |
オープンスコア | 84 | |
モビースコア | 7.2 | |
Steamレビュー | 84%非常に好評 | |
Amaonレビュー | - | DLのみ |
ゲームカタログ | なし | |
平均クリア時間 | 12時間 | |
ストーリーを教えて貰うwiki | なし | |
スタッフロール(クレジット)人数 | 81人 |
2.購入価格やプレイ記録
『風ノ旅ビト』スタジオ作品ということで以前から興味があり、戦闘のない基本無料MMO(ソシャゲ)としてどんなシステムなのか気になっていたので2024年5月にプレイした。
6時間ほどでクリアしたが、1周目はいわゆるソシャゲMMOとしてのチュートリアルであり、2周目は期間イベントを消化中で計10時間プレイ。
3.プチレビュー
上質な雰囲気アドベンチャー
事前にMMOソシャゲと聞いていたが、普通に『風の旅ビト』のようなアドベンチャーが丸ごとプレイできて驚いた。
スタミナを消費する飛行などを駆使して広めの3Dステージを巡りながら過去に滅びた(?)精霊を呼び起こすのが目的。
精霊はもちろん背景オブジェクトに至るまで文字による世界観説明は一切なく精霊のモーションやエモートで過去に何があったのかを知っていく。
道中は他のプレイヤーも自由に探索しており、エモートで挨拶したり手を繋いで協力して探索することもできる。
各ステージはコンセプトが異なった作りとなっており、スノーボードのように雪を滑るステージは爽快感があって気持ちいい。
ラストステージは予想を超える演出や仕掛けも用意されていて必見。
クリア後は周回ソシャゲ
チュートリアル扱いの1周クリア後は各ステージを周回したり開催されているイベントを消化して集める「ハート」によりエモートや衣装を交換するのが目的となる。同時にこれらが課金要素。
楽器の演奏やメッセージなどをフィールドに残すこともでき、ゲーム自体がSNSやメタバースのようなものとなる。
期間イベントは新ステージなので楽しめるものの、自身を強化したり戦えるRPGが好きな私にとっては周回のモチベーションが沸かない。とはいえ、いわゆるソシャゲの周回と異なり3D空間を自由に動き回れるので世界観が気に入ればずっとやってられるはず。
欲を言えば、ステージ全てシームレスなオープンワールドの方がクリア後の周回は楽しめる気がする。
操作感、UI、設定項目はイマイチ
元がスマホのためか、普通に移動していても移動アシスト(補正)がある。
これにより思い通りに動かす楽しさが損なわれているので、コントローラーを使う移植においてはアシストを切るようなオプションが欲しかった。
また、テキストによる説明が限りなく省かれているのは世界観の統一には寄与しているもののそのせいでUIが分かりづらく使い勝手も良くはない。
設定については画質設定が記憶されないのかウィンドウモードにしても毎回フルスクリーンで起動してしまうのは減点要素。
MOD:MODはなさそう
4.個人スコア
80点/100(最大95点)
※点数はレビュー方針に沿った感覚的なもの。70点あたりがSteamでおすすめするライン。
仲間はいないものの常に他プレイヤーが近くを探索していて協力も可能なので最大95点。
クリア後の周回は合う合わないはっきり分かれそうだが、1周する分には『風の旅ビト』のような上質なアドベンチャーとなっている。
基本無料でプレイできるのも加点要因。
-2024/5/20
4090でもカクツクとしたらそれは別の問題が発生してそうな気がしますね 不具合…