無料配布ゲームを中心に感想やMOD&チートのリンクをまとめます。

前回記事:無料配布ゲーム等のプレイ記録2024年7月

●『FF16』FINAL FANTASY XVI体験版(6時間)


6年半ぶりのナンバリング新作。公式によると「シリーズ初の本格アクションRPG」とのこと。
PS5独占から1年3か月遅れでPC版が配信されることになり体験版をプレイした。PS5でも体験版のみプレイ済み。

覚悟していたが重い。PS5より少し上とされるRTX2080SUPERでは最高設定やWQHD解像度にすると30fps下回ることもある。高設定フルHDだと60fps届かないくらいで動作する。それでも場面によっては30fps近くまで落ちる。
また、『聖剣VoM』と同じくカットシーンが30fps制限なのは意味不明なので制限解除MOD必須。
関連記事:PC版『FF16』30fps制限解除、ウルトラワイド対応、FOV変更などの修正MOD「FFXVIFix」

ゲームについてはPS5での感想と同じくあまりにもカットシーンが多すぎ&長すぎてテンポが悪い。体験版の序盤だけであることを祈るが評判を聞く限りはカットシーンが多そうで不安。
アクションは召喚獣チャレンジでは色々やれて面白いものの、簡単すぎる感覚なのでもっと難しくした方がいい。近年のスクエニ作品全てに言えるが初心者向けを意識しすぎてゲーマーを切り捨てていると思う。初心者には本作のサポートアクセやイージーモードがあれば十分。
配信日に買うものの、『聖剣VoM』の方を優先してしまいそう。

●スマホ版『フォールガイズ』(1時間くらい)

スマホ税回避が法的に認められたことにより国内Androd版のEpicアプリが解禁され、併せてスマホ版『フォートナイト』『フォールガイズ』『ロケットリーグ』がリリースされた。
導入方法:Android版Epic Games Storeの入手
『フォールガイズ』はSteam版リリース当初より4年間継続プレイしており、今回はスマホ版についての感想となる。

まず、Epicアカウント連携するために完全にクロスプレイ&クロスセーブ対応してるのが素晴らしい。4年分の進捗を引き継いでスマホで手軽にプレイできる。
また、PC(Steam)版は何故か起動までに結構な時間がかかるのだがスマホ版の起動時間はかなり早くすぐにロビー画面まで行く。
グラフィックはスペック依存とはいえ、少なくとも動画で見たSwitch版よりは綺麗でフレームレートも高い。私のスマホではヌルサクで動作する。
操作については基本的にジャンプ、ダイブ、掴みの3ボタン+両スティックしか使わないのでスマホでも無理なくプレイできる。最近追加されたエモート類はスマホ版の方が出しやすい。唯一の違いとしてダイブは空中でしかできない仕様なので地上ダイブはできなくなっている。
とはいえ、繊細な位置調整やカメラ回転をタッチ操作でやるのは難しいのでさすがにコントローラーの方がプレイしやすい。試してないもののスマホとコントローラーを接続すれば普通に使えるのかもしれない。
総じてPC版の体験をスマホでそのままプレイできる完璧な移植と言える。

●『Dark and Darker』ダークアンドダーカー(1.5時間)


PvPvEの一人称ダンジョン脱出アクションRPG。
『Escape from Tarkov』(タルコフ)がシューターであるのに対して剣と魔法のファンタジータルコフライクらしい。
シューターが苦手なので『タルコフ』は未プレイであるもののゲーム性に興味があり、基本無料化されていたのでプレイしてみた。結果としては全く合わなかった

まず、一人称視点は苦手であるものの本作のゲーム性には合ってるのでそこはあまり問題ではない。
そもそも、チュートリアルが全くなく、装備変更やダンジョン突入や操作方法など全て実際にプレイしながら手探りで理解する必要があった。その間に何度もダンジョンに突入してはすぐに雑魚にやられて死んでいる。
1時間ほどである程度操作とシステムを理解し、ようやくダンジョン探索しようにも今度は理不尽すぎるほどに難易度が高い。雑魚1匹倒すのすら死にゲー並みに大変なのに雑魚がうじゃうじゃと出現する。そのうえ回復リソースもほぼない。
死に続けようがアクションが楽しければやる気になるものの一人称なのでアクション性は低い。
このゲーム性でソウルライクのような三人称アクションとして構築されたら楽しめそうな可能性は感じた。
MOD:オンゲーなのでMODはほとんど見つからない

●『JDM: Rise of the Scorpion』(1時間)


ポーランドのインディー(?)による日本が舞台のオープンワールドドリフトレース。
本編『JDM: Japanese Drift Master』のプロローグ版をプレイした。
おそらくUE5で作られている日本の風景は美しくそれだけで動機付けになっている。
しかし、個人的に褒められるのはこれだけ。

OWレースゲーは『FH』『NFS』『Crew』シリーズなどを触ってきているため、それらと比べると木や柵などのオブジェクトを壊せず停止してしまうのがストレスに感じてしまう。
また、レース自体も「ドリフト」がテーマのため相手より先にゴールしようとドリフトでポイントを稼げないと負け。最初のチュートリアルレースですら挙動が難し過ぎて勝てなかったので、公式のお手本動画などが欲しい。
個人的には全く合わなかったものの、そもそもタイトルからも「ドリフト」がメインであることは分かるので「ドリフト」好きな人には面白いかもしれない。

●『フォートナイト』内の『フォールガイズ』(2時間)

2024年現在累計6.5億ユーザー、月間アクティブ2.3億ユーザーと未だに拡大し続ける化け物タイトル。
最も有名な『フォートナイト バトルロイヤル』だけでなくユーザー作成コンテンツも無数にプレイできてこれ自体がある種巨大なプラットフォームになっている。
公式からは『レゴフォートナイト(マイクラ風サバイバル)』『フォートナイトフェスティバル(音ゲー)』『ロケットレーシング(レース)』がリリースされており、今回『Fall Guys』が実装されたのでEpic版をプレイした。

まず、見た目は全く違和感なく『フォールガイズ』そのまま。『フォトナ』にある無数の衣装に合わせてビーンの衣装も変わるようでスキンが欲しくなる。
挙動やモーションは本家よりジャンプ力が高かったり、ダイブがふわっとしてたり、掴みがなかったり、細かな違いはあるものの概ね『フォールガイズ』を感じられる作りで好感触。
本家と異なり複数ステージをプレイして最終的に優勝を目指すバトロワ形式ではないものの、各ステージは本家のルールがそのまま再現されたものも多く気軽に楽しめる。
一番の違いはステージの高さ方向への制限がないため、『フォールガイズ』風の『オンリーアップ』がプレイできる。
これらはクリアできなくてもプレイ時間でバトルパスの経験値が溜まるため、『フォートナイト』に魅力的なスキンが出てバトルパスを進める選択肢が増えて今後もプレイするかもしれない。

●『聖剣VoM』聖剣伝説 VISIONS of MANA体験版(9時間)


メインライン(本編)としては18年ぶりのシリーズ新作ARPG。
FF以上に一番好きと言っても過言ではないシリーズなので発売日に購入するのだが、体験版単体としての感想も書いておく。MODの動作確認も含むとはいえ9時間もプレイしていて驚いた。

まず、デフォルトで2段ジャンプ+無制限空中回避などアクション性が格段に向上していてフィールドを動かすだけで楽しい。
グラフィックについても柔らかで温かみのある聖剣らしさがありつつも高品質に仕上がっていて文句なしの出来。
戦闘については、弱攻撃と強攻撃に加え、空中コンボや新たな精霊器技が追加されて『聖剣ToM』よりも選択肢が増えており、また、プレイアブルの仲間以外にサポートキャラが常に回復してくれるため介護する必要もなく快適に戦える。
ただし、『聖剣ToM』の弱強で吹き飛ばし、弱弱強で範囲攻撃のようなコンボルートが体験版には用意されておらず通常攻撃についてはただの連打になってしまうのが残念に感じた。この辺りは精霊器が増えることでコンボルートも増える様子だが、現代においては基本コンボは最初から全て使えるべきで、コンボ以外のスキルや特技が増えていく形式の方がいいはず。

他にプレイした範囲内での不満点は結構あるので以下箇条書き。
・新たな乗り物動物「ピッケル」が2段ジャンプできなかったり乗り降りに時間がかかって不便
・街で2段ジャンプと回避できない、他の作品でもよくあるが街だからとアクション制限するのはストレス
・ロックオンが敵をカメラ中心に捉えないのに右スティックで対象切替する最低仕様
・カメラ設定が効いてないもしくはよく分からない、勝手に遠く離れたりする
・カメラにキャラが近づくと消える仕様はよくあるとしても消える距離が早すぎる、スクショ映えしないのですぐ修正すべき
・フィールドはエリア制で見えない壁もある、セミ「オープン」フィールド=シームレスな印象を持つので呼び方を変えた方がいい
・必殺技がパーティ共有1ゲージでどのキャラも全体攻撃なので演出くらいしか違いがない

必殺技以外は直せそうな気がするので製品版発売後でも対応してほしいところ。
なお、カメラが近づいてもキャラが消えないMODはすでに登場している。
MODPC版『聖剣VoM』フリーカメラ(フォトモード)MOD「UUU」の導入方法と使い方

-2024/8/29

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