『スカイリムSE』(The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition、TES5)の感想&レビューです。

「仲間」がいないと-10点、ゲーム媒体ならではの体験重視、テンポや快適性が悪いと減点、ストーリーは採点対象外などのレビュー方針は以下のリンクより。
関連記事:ゲームレビューにおける方針まとめ

数百もの高品質なPCゲームのサブスクリプションサービス。新作ゲームをリリース初日からプレイしたり、AAAタイトルもプレイ可能。

1.概要


史上初の4大GOTYを制覇した伝説のゲーム。(以降は2017『ブレワイ』と2022『エルデンリング』も制覇)
ベセスダから2011年に発売されたオープンワールドアクションRPG『The Elder Scrolls』シリーズの5作目。サブタイトルである「スカイリム」は舞台の名称。
剣と魔法とドラゴンの王道ファンタジーながらも、冒険の目的や成長だけでなくNPCとの会話や戦闘など自由度が高すぎることが特徴。

2016年の『Special Edition』(SE版)はPS4世代向けにグラフィックを刷新したリマスター(完全版)であり別タイトルとして扱われている。無印のSteam版はワークショップMODに対応していたがこちらはワークショップ非対応。
2021年の『Anniversary Edition』(AE版)はPS5世代向けのアップグレードでありSteamではSE版のDLCとして販売されている。

本記事では『スカイリムSE』が対象。

項目内容備考
発売日2016/10/28
ハードPC、PS4、XboxOne、Switch
外部ストアGreenmanGaming基本的にSteamより安い
メタスコア
ユーザースコア
84
8.3
Switch版
オープンスコア76VR版
Steamレビュー93%非常に好評
Amaonレビュー4.3PS4版
ゲームカタログ良作
平均クリア時間114時間
ストーリーを教えて貰うwikiここ
スタッフロール(クレジット)人数946人
各スコアは執筆時点のもの

2.購入価格やプレイ記録

多くのゲームに影響を与えただけでなくOPシーンはアニメなどでもパロディにされていたり、2011年発売オフラインソロゲームながら今でもSteam同接ランキング常連タイトルでずっと気になっていたので先着無料でゲットしたPCゲームパス3か月分の加入期間中の2024年1月にプレイした。

ボリュームが膨大なのは事前に分かっていたのでクリアする気は全くなく、4時間でどんなゲームなのかを体験しただけ。

3.プチレビュー

2011年発売タイトルとは思えないほど世界が広く自由度が高い
自由度はシナリオに影響する会話の選択肢だけではなく村人を攻撃(殺害)可能であったり、序盤からあらゆるエリアを探索できたり、プレイヤー自体のキャラクリも多種多様な種族から剣士や魔法使いなど様々な方向へとビルドを強化できる。
しかも、膨大な会話テキストは全て日本語ボイス対応しており、ゲーム内小説が500冊以上も収録されている驚異的なボリューム。
2024年現在でもここまで自由度の高いアクションRPGはないと思えるほど凄い。さすがにベセスダ新作『スターフィールド』は本作を超えてると思われるが世界観は『スカイリム』の方が魅力的に感じる。

とはいえ、やはり現在プレイするとグラフィック面でかなり見劣りする上に、重量制限のせいでアイテムを拾えないのが非常にストレス。
『スターフィールド』もそうだったがオープンワールドでの重量制限は面白さに繋がっておらずめんどくさいだけなので次作では見直して欲しい。例えばダンジョン攻略中のみの制限であればアイテムの取捨選択が難易度の一環になって面白さに繋がるはず。

また、UIやチュートリアルも分かりづらい。最初のダンジョンのギミックでとあるアイテムがヒントになるのだが、インベントリ内のアイテムを回転して鑑賞できることが全く説明されておらず配信中に教えて貰って初めて気づくことができた。

さらに、アクションはコンボなどもなくただただ武器を振り回すだけで戦闘が単調すぎて面白くない
プレイした範囲では仲間のいない一人旅なので戦略性などもなく単にヒット&アウェイを繰り返す作業でしかなかった。これだけで4時間以上のプレイ継続は不可能と判断したほど。
一応一人称視点と三人称視点は切り替えられる。

しかし、本作はゲーム史上最多レベルでMODが大量に存在するため、挙げた不満はおそらく全てMODで解消できると思われる。クリアする気はなかったので細部まで調べたりはしていないが仲間を100人連れ歩けるようなものも存在する様子。
参考:【このModがスゴイ】『スカイリム』100人連れても大丈夫!なフォロワーMod「EFF」

MOD:Nexusに10万以上ものMODが投稿されている。オリジナル版はNexusに10万以上に加えSteamワークショップもある。

4.個人スコア

70点/100(最大90点)

※点数はレビュー方針に沿った感覚的なもの。70点あたりがSteamでおすすめするライン。

バニラプレイでは60点相当だがMODの多さや拡張性の高さで+10点とした。不満点を解消するMODを全て導入できるとしたら90点くらいまで上がる可能性は感じる。
仮に2011年当時にプレイしていたら満点レベルだったと思う。
-2024/2/28

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