『SEKIRO』(SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE、隻狼、セキロ)のMODの一つであるデバッグモードの解説というかメモです。

本作には本来アクセスできないデバッグメニューが存在し、「Sekiro Debug Menu」MODを導入することでデバッグモードの一部の機能を使うことができます。
インストール方法については以下の記事を参考にしてください。
関連記事:PC版『SEKIRO』フリーカメラ(フォトモード)MODの使い方

フリーカメラの他、チート機能、敵操作や敵スポーンなどができるのですが使い方がややこしい上に、デバッグモードが2020/3月に投稿されて月日を経てるにもかかわらず解説がほとんどありません。

ひとまず一周クリア後にデバッグモードを色々試してなんとか多少遊べるレベルには使えるようになったのですが、解説できるほど理解できてないのでメモレベルでまとめておきます。

本記事内容はSteam版にて動作確認しています。

1.参考動画

ボスvsボスの英語動画。
これだけ見てもおそらく理解できないものの一部のやり方は参考になる。

ランダマイザMODと併用することでボスvsボスを実現している。

2.デバッグメニュー操作方法

フリーカメラの発動はXboxコントローラー必須だが、デバッグメニューについてはキーボードでも操作できる。
以下Xboxコンのボタンとキーボードの操作説明。

セレクトボタン、Insertキー:デバッグメニュー表示(2回目は固定、3回目は消去)
十字キー、矢印キー:上下でカーソル移動、左右で項目変更
Aボタン、Enterキー:下の階層に移動または決定
Bボタン、Back Spaceキー:上の階層に移動
RB+左スティック:デバッグメニューの移動(キーボード操作では不可)

デバッグメニュー初期表示。

3.デバッグチート

GAME→CHR INS→CHR DBGにてチートができる。

各項目にて左右でチートをON/OFFできる。

全て試していないものの例えば「All No Attack」は全ての敵が攻撃しなくなるなど基本的に書いてある通りの効果。

ON/OFFするために毎回この階層に行く必要があるのでTrainerによるチートの方が楽。
関連記事:PC版『SEKIRO』ver1.06対応チート解説&システムMOD紹介

4.敵NPC操作

GAME→CHR INS→WorldChrManを表示する。

「m**~」はマップID。()内の数値はマップに存在する敵NPCやオブジェクトの数を表す。
マップIDはおそらく以下だが下位ナンバーの法則が不明。分からなくてもいい。

m11 葦名
m25 源の宮

「●c0000」は主人公(狼)

敵NPCをロックオンして「Player Lock Chr」の階層を開く。

「Switch Control」でNPC操作できるようになる。
「Return control」で主人公操作に戻る。
「Reset Position~」は初期配置にリセット。
「Move Position~」はこのキャラの位置にワープする。(ロックオン状態からは使う意味なし)
その他の項目は各キャラ個別のチートを左右で有効化。

ボス操作。回避・ガード・ジャンプ含む全てのボタンで攻撃モーションが発生する。

このとき、ついでに「Chr Basic Info│キャラ基本情報」を開き、「ChracterID」はメモしておいた方がいい。

IDは上4桁がキャラID。下4桁はおそらく形態(AI)違いや雑魚などの識別ナンバー。

その下の「CHR_TYPE」を左右で変更すると赤目になったり幻影になったりする。
「TEAM_TYPE」はボスvsボスで使う。

5.ボスvsボス(敵のワープとチーム変更)

通常進行だとボスはフラグ管理により表示されないため、本項はランダマイザMODの導入推奨。(私は未導入)
戦わせたいボスを倒してない状態で行う。
事前に無敵やステルスなどのチートを使っておくのがおすすめ。

GAME→CHR INS→WorldChrManからボスがいそうなマップIDを開く。

マップID毎に大量のキャラIDがリスト表示される。塗り潰しの●はロード済みの敵を表してる気がする。

リストから一つずつ開いて「HP」や「NinsatsuNum」を参考にボスを探していく。
HPが9999/9999のものはオブジェクトなので無視。
なお、キャラIDは4項と同じなので上を押して最下部から調べた方がボスは探しやすい。
私が調べたIDは以下。(他に分かれば追記するのでコメントください)

5000:破戒僧
5010:ぬしの白蛇(一瞬表示される)
5020:赤鬼
5050:ぬしの色鯉
5060:大忍び 梟
5080:鬼刑部
5090:まぼろしお蝶
5100:獅子猿
5200:桜竜
5400:剣聖 葦名一心
5430:天狗(攻撃できない)
7020:怨嗟の鬼
7100:葦名弦一郎
7110巴流 葦名弦一郎

ボスを見つけたら「Switch Control」する。
大抵の場合は遠方すぎて描画されておらず動けないので、そのまま階層を戻り「●c0000」(主人公)の階層を開く。
「Move Position~」をすることで主人公の位置にボスがワープする。

同様の手順でもう一体のボスをワープさせたら「Return control」で主人公操作に戻し、ID選択もしくは4項のロックオンの手順でボスの「Chr Basic Info」を開く。
「TEAM_TYPE」を左右で以下のように変更する。

2:友軍(主人公とお互いに攻撃が当たらない、ロックオンできなくなるのでIDを覚えておく)
6:葦名
7:内府
24:?(葦名と戦うらしい)

基本的には一方を「TEAM_TYPE:2」に設定すればボス同士が戦う。(主人公以外のチートはオフにする)
「NinsatsuNum」を0にするとおそらくボス同士の攻撃でも決着がつく。

6.デバッグキャラ作成(敵NPCスポーン)

主人公の目の前に自由に敵を作り出せる。
但し、デバッグキャラとして作り出した敵は主人公以外にダメージを与えられない様子。(友軍に設定してもボスvsボスとしては使えない)

GAME→CHR INS→WorldChrMan→Create Debug Chrを開く。
「Select Chr」と「Select Chr Think」に作成するキャラIDを入力する。

入力したIDは赤枠に表示されるので作成前に確認。異なるAIでも作成できるが攻撃しなくなる。

「以上の情報でキャラ作成」で決定すると目の前にキャラがスポーンする。
「最も新しいキャラを削除」でデバッグキャラ削除。

デバッグキャラ(同一キャラ?)は15体までの制限がある様子。
また、キャラによっては下4桁も正しいIDにする必要があるようで動かないボスもいた。
前述した通り、「TEAM_TYPE:2」に変えても敵にダメージを与えることはできないが、どこかの設定を変更すればボスvsボスにも使える可能性はある。

大量に召喚した弦ちゃんは容赦ない。


以上です。
デバッグメニューはせっかく日本語で補足説明があるのでもっと日本で研究が進んでほしいところです。
-2022/3/25

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